よっぴースペース

インドネシアで開催された日本映画祭(日本映画週間)に行ってきたお話

こんにちは、よっぴー(@YOPPIE92)です。

今回は先月、インドネシアの各地で開催された日本映画祭(日本映画週間)のお話です。

なんと観客層動員数は1万5000人だったそう、すごすぎる。

この記事では私が実際に行って観た感想、周りの雰囲気などをお伝えしていきます。

私が観たい!と思っていたのが、下記の三作品です。どれも、日本で観たいと思っていたのに見逃してしまった作品たちです。インドネシアで見れるとは思わなかったよー!

  • 海を駆ける
  • 万引き家族
  • カメラを止めるな

海を駆ける

ジョグジャカルタでは開会と同時に上映されたのがこの映画でした。

海を駆ける

市内の博物館が、今回のオープニングイベント会場です。

しかし当日、上映の数時間前からの大雨。そして私は時間を勘違いして一時間後に到着…。

観れないだろうなあと諦めつつも、会場に入ってみるとまだまだざわざわしている感じ。

なんと、大雨でイベント全体が二時間も押していました。

既に満席で立ち見の人も多くいましたが、ラッキーなことに席をゲット。こんな感じで大雨の中、特設会場にて上映が始まりました。

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天気が悪かったこともあるのか、日本人はほとんど見かけず、多くがインドネシア人でした。

日本人の俳優の方々がインドネシア語を話している場面では、笑いや関心のような声が上がっていました。

実際に、太賀さんのインドネシア語はすごく素敵でした。

インドネシアが舞台の日本映画を、インドネシアでインドネシア人と観られたというのはとても不思議で面白い体験だったと思います。

万引き家族

続いては、カンヌ国際映画祭にて最高賞であるパルム・ドール賞を受賞した作品です。
今回は映画館での上映です。

会場は、ジョグジャカルタの中で唯一独立している(他はすべてショッピングモール内のテナント)シネコンです。

上映一時間前からチケットが配られるということで一時間半前に到着。
びっくりするほどの長蛇の列。列もなかなか進みません。

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ひとつの劇場にこんなに入れないのではと心配になりました。

まあ結果的に既にチケットは売り切れていましたw

一時間前から配布するって言っておいて既に配布終わってるってどういうことw

ということで見ることが出来ませんでした。会場はチケットを手に入れられなかった人たちで溢れ返り、他のマイナーな上映作品などに流れていました。

私は肩を落としながら帰りましたw

カメラを止めるな

最後に、私が好きなアーティストの方々がよく話題にしていた映画「カメラを止めるな」です。

こちらはロッテ系列のショッピングモール内にあるシネコンでの上映でした。

他の二本は一人で見に行ったのですが、今回は3Dアートデザイナーの友人と。

こちらも日本人はほとんど見かけず、多くがインドネシア人の若者でした。

仕事終わりの友人を待ってから並ぼうとしたらチケットは既に売り切れ…。のところを、友人が交渉しまくって入らせてもらいました。

他のお客さんたちも床に座って観る形で何人かは入れたようです。

たまたまメディア席がまだ空いていたということで私たちは席に座らせてもらいました。

外国人ウェルカムなインドネシア人、こういう時に外国人に優遇してくれることがあってありがたいやら複雑な気持ちになります。

私が優遇されているのを見ても、「あ、外国人だからかー」とみんな何故か納得する不思議。

映画についてはとても面白かったです。大声でびっくりしたり笑ったりしながら見れたのは良かった。

そして元々計画されていたのかは不明ですが、ジョグジャカルタでの日本映画祭の終了後に市内のモールで普通にこの作品が上映されていました。

数日のみでしたが、それだけの反響があったのかなと思います。

ジャカルタでの開催

他の街での開催が終わった後、首都のジャカルタでも開催されました。

私はジャカルタまでは見に行けずでしたが、日本人・日本語学習者の在住者の方々でかなりの大盛況だったようです。

また、私のアイドルwの加藤ひろあきさんがイベントのMCを務めていました。

オープニングセレモニーでは、「カメラを止めるな」の監督・出演者の方々が登場。
クロージングセレモニーでは、「海を駆ける」の監督・出演者の方々が登場したようです。

留学仲間の友人のツイートを見る限り、ディーンフジオカさんが日本とも劣らないほどの人気だったようです。

いいね!やRTの数がすごいw

日本から来ていたファンの方も多くいたようですね。

この映画祭を通して、インドネシアでの日本文化について考える

インドネシアは親日国としても有名な国のひとつです。

高校などでは日本語の選択科目もあったり、ドラえもんやセーラームーンなどの日本のアニメを見て育った人たちも大変多いです。

実際、現在国際交流基金が運営している日本語パートナーズでも100人以上の方が日本語アシスタントとしてインドネシアに渡ってきています。

日本文化・日本料理を好いてくれている人も多く、その人たちの沢山の好意のおかげで、私はこうやって楽しく過ごせているのだなとも思っています。

しかし、私がインドネシアと縁が出来たこの数年の中でも「日本文化から韓国文化への人気の移り変わり」をとても強く感じます。

食事・ファッション・音楽・芸能、あらゆるシーンにおいてです。

寂しいやらこれからどうなるやら、と心の中で密かに思っていた部分もあったので、今回の日本映画祭が盛大に行われたことはすごく嬉しかったです。

また、見に来ていた人同士の繋がりも増えているのかなと友人を見ていて思いました。

 

グローバル化、異文化理解なんて言葉が色々なところで飛び交い続けていますが、相手に、相手の文化に興味を持つことから始まることも多くあると思います。

宗教だってなんだって理解しなくても興味をもって知ろうとする姿勢が大事かなと思えました。

もっと世の中を知っていかないとなー!と思うので、勉強します。

それでは、さんぱいじゅんぱ。