世界最強の渋滞の街、ジャカルタに地下鉄が走る日
こんにちは、よっぴー(@YOPPIE92)です。
先月、ジャカルタに行ったら日本料理店が格段に増えていて衝撃でした。
レモン酎ハイをジャカルタで飲める日が来るとは…と驚きです。
またもう驚いたのは地下鉄の進捗。
なんと来年3月には運行が開始されるとのこと。
経済的にも期待が大きいインドネシアですが、勿論課題は多種多様にあります。
その一つが都市での渋滞。
それを緩和する施策としてジョコウィ政権下で進められてきた地下鉄計画を今回はご紹介します。
ジャカルタの渋滞とは
ジャカルタは世界最強の渋滞問題を抱えています。
5km進むのに1時間かかったなんて言うツイートもあったり、本来なら1時間半で行ける道が4時間なんて話もしばしば…。
初めてインドネシアに来る人にはやはりかなり衝撃のよう。
これが毎日って思うとげんなりしますよね(笑)
なんで渋滞が発生するの?
「あれ、そもそもなんで渋滞するんだっけ。人が多いからって言うだけじゃないよね?」と思い、理由を調べてみたところ、こんな動画を見つけました。
この動画自体は2015年のものですが、下記のように渋滞の理由が説明されています。
- 公共交通機関を使わない(利用率20%)
- 自家用車・バイクの増加(毎年12-13%増)
- 新しい道路が作られない(毎年0.01%増)
と言うことで、毎日6000台の車・バイクが増えているそう…。
道路は増えないのに、乗り物ばかり増えたらそりゃ渋滞しますよね。
道が狭い上に、ひしめく路上駐車や屋台、客待ちの乗合バス…。
道路の流れはどんどん滞っていき、渋滞が発生しています。
ジョコウィ政権の政策
現在のジョコウィ大統領は、2014年に当選した政権です。
エリートや軍人出身ではない初めての大統領で、庶民派としても多くの人に愛されています。
様々な施策を打ち出し、実行してきているジョコウィ政権ですがその中でも注力されてきたのがインフラ投資です。
当時のジャカルタ特別州知事アホック氏と共に、地下鉄計画が進められてきました。
ジャカルタに地下鉄がやってくる!?
ということで2013年から始まった地下鉄計画、計画は遅れを取りながらも今年4月の大統領選挙を目前にした3月に、第一弾(fase1)のルート(全長16km)が運行開始します。
ジャカルタの中心であるBundara HIから始まり、南へ一本のルートが走ります。Bundaran HIとSenayanの間の6kmが地下を走ります。
今回は南に走るルート、次回は北へ走るルート、その後に東西を結ぶルートが完成予定です。
十字のようにジャカルタを走ることになるため、そのほかの細かなルートを従来の交通機関が繋げるような形になるそうです。
公式インスタグラムが面白い?
公式サイトでは運行開始までのカウントダウンも出ているのですが、何よりも面白いなあと思ったのがインスタグラム。
↑のような工事の進捗具合とか
↑近隣住民へのインタビューとか
↑地下鉄での乗り方のマナーまで!
ただ工事の進捗状態を載せるだけではなく、インタビューやらマナー載せたりするのがユニークで可愛いなあなんて思っちゃいました。
楽しみなこと
衣食住が充実し続けるジャカルタ、交通が発達すれば更に新しいビジネスチャンスもあるんだろうなーと思うとワクワクしてきます。
また、乗り物のマナーは日本と比べてしまうとまだまだ改善の余地が多いので、この地下鉄スタートと共に改善していけばいいなあと思っています。(降りる人を先に通すとかね)
留学した頃に計画されていたものがついに走り始めるということに、感慨深い気持ちになります。国の成長ってこういうところで感じられるんだなあーと感動しました。
私もどこかで爪痕を残したいぜ!ということで、さんぱいじゅんぱ。