【アプリ】インドネシア版Uber『ゴジェック(GO-JEK)』が出来ることまとめ
こんにちは、よっぴー(@yoppie_92)です。
インドネシア在住の人にはもはや常識の『ゴジェック(GO-JEK)』、本当に生活のインフラになっていると感じています。
でもゴジェックってなんぞや、何ができるの?をご紹介します。
インドネシア訪問予定がある方は記事を読む前にとにかくダウンロードを!です!
ゴジェックとは
アメリカ発の配車サービス「Uber」はご存知でしょうか?
そのインドネシア版としてとしてスタートしたのが「ゴジェック(GO-JEK)」です。
緑のヘルメットとジャケットを着たドライバーたちが市内にはいつも沢山。
Grabというシンガポール発の配車サービスも同じく緑です。彼らを街中で見かけない日はありません。
ゴジェックのサービス一覧
移動
- GO-RIDE(バイク移動)
- GO-CAR(車移動)
- GO-BLUEBIRD(タクシー移動)
メインサービスである配車サービスは、何に乗るかでサービスが分かれています。
また、バイク・車に加えて、インドネシアの最大手タクシー会社「ブルーバード」もゴジェックのアプリで呼べちゃいます。
不定期に割引も開催されていて、時には10円で移動できてしまうこともありました。
インドネシアは現在雨季ですが、雨が降り始めた途端、GO-CARの値段が跳ね上がります。
需要と供給の問題だから仕方ないですが、普段は数十円で行けるところが急に値段が上がるとちょっと悲しい(笑)
(参考:ジョグジャカルタでも雨季が始まりました)
食事
- GO-FOOD
食事のデリバリーが出来るのがGO-FOODというサービス。
GO-FOODに登録しているレストランや屋台からメニューを選ぶことができ、指定したところまで届けてくれます。
こんな使い方も
小学生の娘さんを連れて留学中のクラスメイト(オーストラリア人)は、お昼になると自宅を指定し、娘さん用の食事を注文していました。
娘さんは受け取るだけ。
本人は大学の食堂でインドネシア料理を楽しみながら(笑)
買い物
- GO-SHOP
GO-SHOPは買い物代行サービスです。
お店はGoogle Mapから選ぶことが出来ます。
GO-FOODは代理店となっているお店からメニューを選ぶのみですが、GO-SHOPだと自分がお願いしたいことをきちんと伝えられれば色々な物をお願い出来そう。
代行サービスのため、店頭での支払いはドライバーが立て替えてくれます。
それを考えると、なかなか大きな買い物はしにくいかも?
自分は買いたいものを伝えられる自信が無いのと、自分で物を見たいというのがあり、まだ使っていません。
物を送る
- GO-SEND
なるほどと驚いたのがこのサービス。
要はちょっとした物をここに届ける、を実現してくれるサービスです。
「友達から物を借りたのだけれど忙しくて返しに行く暇が無い」なんていう時に使えます。
私も友達から借りた寝袋を返す時にGO-SENDでお願いしました。
こんな使い方も
8月にインドネシアに来た時、日本人の方から「電子タバコを買ってきてほしい」とお遣いを頼まれていたのですが御本人は忙しすぎて会うタイミングが作れず。
どうしよう?と思ってたところに飛んできたのは、GO-JEKのドライバー。
ドライバーにタバコを預けて、無事お遣いを果たせました。
支払い
- GO-PAY(電子マネー)
- GO-PULSA(携帯料金支払い)
- GO-BILLS(その他料金支払い)
GO-PAYは全サービスに対する電子マネー機能のことなのですが、ちょっとそれぞれ伝わりにくいと思うので補足していきます。
GO-PAY
GO-PAYは電子マネーです。
GO-JEKが提供する全てのサービスをキャッシュレスで支払えます。
街中でもGO-PAYで支払い可能なお店が増えています。
GO-PAYで支払うとキャッシュレスで出来るのは勿論、様々な割引が付いたりしてお得です。
注意点は、サービス利用前にチャージ(Top Up)しておくことが必要です。
GO-PULSA
PULSAとは、インドネシアのプリペイド型携帯にチャージするお金のことです。
GO-PAYの中に十分な金額が入っていれば、GO-PAYのお財布からGO-PULSAを利用して携帯料金を支払うことが出来ます。
一度、現金が手元にほぼ無い中でインターネットのパッケージがが期限切れになったことがあります。
PULSAがあればすぐに再度パッケージを買えばいいだけの話ですが、PULSAにもお金がほとんど残っておらず現金も口座にもお金が無い状態…。
「インターネット無ければGO-RIDEでバイクも頼めないし、オワタアアア」
と思いました、本当に。でも偶然GO-PAYには多めにお金が入っていたのでそこからPULSAにチャージをして、インターネット難民を逃れました。
GO-BILLS
GO-BILLSでは、保険や光熱費などなどの支払いが可能です。
ただ正直あまり使っている人は聞いたことありません…。
引っ越し
- GO-BOX
びっくり、大きな荷物もGO-BOXでトラックを呼んでしまえば出来ちゃうのです。
こんな感じで車種や利用時間を選べるみたい。
日本のように引越し屋さんというサービスは街中であまり見かけません。
トラックを借りて家族や友人に手伝って済ませることが多いようなので、これで車が用意できてしまえば簡単に引っ越せそうです。
映画を見る
- GO-TIX
シネコン各社がオンラインでのチケット購入を促そうとしている中、GO-TIXだったらどのシネコンか関係なくチケット購入が可能です。
「人気の映画でいい席を取りたい」なんて時にはかなり重宝しそう!
ポイント・クーポン機能
- GO-POINT(ポイント)
- GO-DEALS(クーポン)
GO-RIDEなどのサービスを利用していくと、どんどんポイントが貯まっていきます。
貯まったポイントは、クーポンに引き換えられるのでどんどん割引に使っちゃいましょう。
迷ったらこれをチェック
- GO-NEARBY
今回初めて知ったこの機能。
自分の現在地から近いところで、GO-JEKでどんな割引があるのかが一覧で見れちゃいます。
吉野家も、GO-PAY支払いで40%キャッシュバックキャンペーン中。
割引を探すの大好きなインドネシアの若者にはかなり重宝されそう。
GO-JEKのすごいところ
アプリ1個で全部できちゃう
今まで紹介したサービス、なんと全部「GO-JEK」のアプリ一つで全部出来ちゃうんです。これすごく無いですか!?
生活で困ることほぼ全てがここで代行されてしまっていると思います。
生活費・お小遣い稼ぎが出来ちゃう
ドライバーは副業、退職したおじいちゃん、学生など本当に様々。
こちらでのアルバイトというと本当に金額が限られていますから、自分の都合に合わせた時間帯にお仕事が出来るのは本当に魅力だと思います。
別アプリ、GO-LIFEとは
GO-JEKでは実は下記サービスもやっています。
- GO-MASSAGE(マッサージ)
- GO-CLEAN(家事代行)
- GO-AUTO(出張洗車)
- GO-GLAM(出張ヘアセット・ネイル)
- GO-DAILY(ガス・水の配達)
- GO-LANDRY(ランドリー代行)
ただ、利用するには別アプリ「GO-LIFE」をダウンロードする必要があります。
これまで生活にまつわる色々なサービスを「GO-JEK」一つで解決させてくれました。
そこで、GO-LIFEはどのような位置付けになるのか、まだ模索状態の気がします。
2015年と比較してみる
GO-JEKは2015年1月から始まったサービスで、当時私はジャカルタのど真ん中でインターンシップをしていました。
GO-JEK開始当時は、OJEKというローカルのバイクタクシーや各タクシー会社からの反発がかなり大きく、デモや暴行事件なども起きていました。
GO-JEKのジャケットを着ているドライバーが襲われるなど…。
そこから3年、ユーザー側もサービス側も大きな変化を遂げて受け入れられていると感じてます。
正直、ここまでサービスが浸透しているなんて本当に驚きなんです。
バイクタクシーや買い物代行など、サービス自体は珍しいものでも新しいものでもなんでもありません。
ただその流通を爆発的に発生させたという意味で、やはりGO-JEKはインドネシアの社会での新しいインフラと言えます。
ベトナムなどへも進出を始めているので、今後の動きも見逃せません。
ということでインドネシアに来る機会があればぜひ使って欲しいです、この便利さに驚きます。
GO-JEKさまさまです。ということで、さんぱいじゅんぱ。