インドネシアへの短期訪問のビザ問題(2018年12月現在)
こんにちは、よっぴー(@YOPPIE92)です。
先日見つけたインドネシアに関する記事。
日本人4人がパプア州で資格外活動をしていたため、五ヶ月半の禁固刑が出されたというニュースが出ていましたね。
某メディアでは、こんな書き出しから始まっていてちょっと悲しみ。
違法視察していただけで実刑判決を受けた邦人。そこにはパプアという土地の抱える問題が──
こんな見出しから始まっていますが、違法は違法じゃんねって思ってしまった(笑)
パプアに限らず、首都ジャカルタでも不定期のパスポート・ビザ検査はあります。
そして、ジョグジャカルタでも資格外活動をしたとして強制帰国になった例も聞いています。
パプアでの独立運動は事実だし、大統領選挙前で敏感になっているところはあるかと思いますが、見出しには悪意があるなあなんて。
他の違反の際にどのくらいの処罰が出されているのか調べていないのであくまでも個人的な感想です。
日本のパスポートは、ビザなしで世界中の多くの国に訪れることができます。
でもそこにはきちんとルールがあって、それを守る必要がある。
今回はインドネシアの短期訪問のビザについてお伝えします。
2018年12月現在の情報ですが、詳細は大使館・領事館の情報を確認ください。
1ヶ月未満の滞在予定がある方は是非読んでいけたら嬉しいです!
2015年以前のビザの種類
2015年6月より、日本のパスポートではビザ無しでの入国が可能となりました。
その前までは、到着ビザで下記15項目に該当する入国が可能でした。
- 観光観光
- 親族訪問
- 社会訪問
- 芸術・文化活動
- 政府用務
- 講義・セミナー等参加
- 国際展示会参加
- インドネシアでの本社または代理店の会議出席
- 他国への乗り継ぎ
- スポーツ(商業目的でないもの)
- 研究、短期留学、短期トレーニング
- 緊急かつ差し迫った作業の実施
- 商談(ビジネス・ミーティング)
- 物品購入
- インドネシア領域にある輸送機への参加
そして現在は、上の赤文字9項目がビザ免除・下の6項目が到着ビザで入国可能です。
ビザの種類
1ヶ月未満のインドネシアの滞在の場合、日本のパスポートでは事前の申請不要で、入国時に「ビザ免除」「到着ビザ」を選ぶことができます。
入国後に、ビザ免除→到着ビザに変更ということは不可能なので、入国前にきちんと確認しておきましょう。
ビザ免除
目的
ビザ無しで入国出来るのは下記9項目を目的とした場合です。
料金
ビザ無しなのでお金は必要ありません。出入国スタンプだけ漏れなく押してらもらえたか要確認!
(私はイミグレでスルーされてスタンプ押されず、カウンターに再度戻った経験があります…@ジャカルタ)
日数
入国日を含めた30日間の訪問となります。延長は出来ません!
うっかり日にちをすぎてしまわないように気をつけましょう。
いざとなったらマレーシアやシンガポールに出ればいい。
到着ビザ(VOA:Visa On Arrival)
こちらも事前の申し込みは不要ですが、入国時に書類記入と支払いがあります。
目的
商談なら就労ビザは不要で到着ビザのみでいけちゃうわけですね!
料金
到着ビザはUSD35が発生します。スムーズに通り抜けるためにも、アメリカドルを持ってくることをお勧めします。
日数
到着ビザも同じく30日間以内ですが、1回のみ・30日間延長が可能です!
つまり
訪問目的、訪問日数がカギとなります。
訪問目的は当てはまってる?
下記に当てはまらないものがあった場合、是非大使館や所属の会社等へ一度ご確認を。
- 観光観光
- 親族訪問
- 社会訪問
- 芸術・文化活動
- 政府用務
- 講義・セミナー等参加
- 国際展示会参加
- インドネシアでの本社または代理店の会議出席
- 他国への乗り継ぎ
- スポーツ(商業目的でないもの)
- 研究、短期留学、短期トレーニング
- 緊急かつ差し迫った作業の実施
- 商談(ビジネス・ミーティング)
- 物品購入
- インドネシア領域にある輸送機への参加
訪問日数は?
上記目的で31日以上滞在であれば、観光でもなんでも「到着ビザ(VOA)」で入国しましょう!
30日以内の滞在且つ下記の活動ならビザ免除で行けちゃいます。
よっぴー的経験
大使館のウェブサイトにもこんな注意事項が。
しかしながら、本通達が入管職員の全てに伝わっていない可能性もあることから、親族訪問や芸術・文化活動など、今般新たに認められた目的にてビザ免除で入国をされる際には、トラブルを回避するため、上記通達を印刷いただき、入国時または入国後にいつでも提示できるようにしてください。
複数回の訪問になると、ちょこちょこイミグレに止められたという話を聞きます。
私も一度経験あり。
2016年2月、ペナン→メダンで入国
卒業旅行でマレーシア・シンガポール・インドネシアを一人旅した際に、マレーシアのペナン島からインドネシアのスマトラ島メダンの空港に降りました。
すでにビザ免除も始まっており、30日間以内の滞在だったためビザ免除で入国しようとしていました。
するとイミグレにて、過去のページをひたすら見られる。質問されまくる。
- なんで今回はビザ無しなの?
- 前は留学ビザで何してたの?
- 今回どこ行くの?
- どこ泊まるの?
行き先についてはかなり細かく質問されて悪いことしていないのに内心ばくばく。
「去年からビザ免除になったでしょ!?おじさん知らないの!?」と資料も持たずにひたすら説明する私。
しばらくしてからようやくスタンプを押してもらえ、入国できました。
彼らの意図は?
この経験を日本人の友人に話すと、「それお金欲しかったんだと思うよ」とのこと。
「この人たちビザ免除のことまだ知らないんだ!説明してあげなきゃ!」と必死で、お金のことなんて全く考えてませんでした。言語が出来たおかげだ。
慣れない英語やインドネシア語で説明を聞いたり答えたりするよりも、数千円で解放してくれるなら払っちゃう人は十分いそうだもんね。
賄賂という事象をリアルに感じた初体験でした。
入国前にもう一度確認
当たり前ですが情報は日々更新されています。
慣れない旅先、変に止められて焦って疲れてしまうのもよくありませんから事前に「最新情報を読む&誰かに聞く」ことがお勧めです。
長期滞在のビザについてはまだまだ知らないことだらけなので勉強していきます。
「インドネシア行きたいけれどちょっとよくわかんないわ!」な方が居たらお手伝いさせてください、インドネシアに来たい人が増えるだけで嬉しい。
ということでさんぱいじゅんぱ。